ケアネットきりん 深井永久

ブログをはじめました

運について


前々回のブログの終わりに運気のことを書きましたが日本を代表するカリスマ経営者も現在の新進IT経営者もこの運気というものはとても大切にしていますね。
今思えば、私もこれまで運に恵まれていました。強運と言ってもいいと思います。
前職を辞めようかどうしようか迷っていた時に管理者から言われた「3月31日で退職してください」との戦力外通告
さすがにその日はショックでしたが、すぐに気持ち切り替えました「これは渡りに船、もう起業するしかない」と大きな後押しとなりました。
自分都合の退職ではないため失業手当もすぐに支給されました。これも運がいいですね。
福祉タクシー国土交通省道路運送法
ケアマネは厚生労働省介護保険法。
お互い管轄が違うので二つの事業を一人二役ですることについては法には抵触しませんでした。
居宅介護支援事業所の立ち上げは独学でしました。
特に福祉タクシー国土交通省の担当者から「ハードルの高い許可なので行政書士などの専門家に委託する方が間違いがないと思います。」と言われましたが、お金はありませんが時間だけはたっぷりあったので全部ひとりでしました。
おかげで何を聞かれてもすぐに即答できるくらいすべて自分の実になりました。福祉タクシーもケアマネも自宅兼事務所で開業できたので開業資金も少なくすみました。

開業時、全国にも例のない存在だったのでライバルが不在でした。実際、ケアマネの収入はゼロでしたがタクシーはよく流行りました。
タクシーの売り上げは日々現金で完結するので複雑な事務手続きもありません。
また、ケアマネは利用者、関連事業所から金品の収受は禁止されていますがタクシーはそんなものありません。おつり、チップ、食事、色んな手土産など堂々と頂いていました。
「あんたんとこ、頂き物だけで生活できるな」と言われるほどでした。
そんな福祉タクシーも後発の同業者の進出や高齢者の入居施設がたくさんできた関係で利用者が年々減少していき同時に売り上げも下がっていきました。
3年前、馴染みのお客様から惜しまれもしましたが、思い切って廃業しました。
15年間、大きな事故もなくまた赤字になることもなく営業できたのも大きな運に恵まれていたからだと思います。