ケアネットきりん 深井永久

ブログをはじめました

M&A

この春、地元の大手の介護施設を東京の投資会社が買収しました。
その会社は日本のみならず海外企業にも投資しています。
昨年あたりからこの地域でもM&Aでの買収や吸収合併が見られるようになりました。
うちもよくメールやDMが着たり、直接電話が掛かってきたりします。
「御社を買いたいという事業所様がいます」と。
知り合いの介護関連の人に聞いても「最近、そんなのしょっちゅう掛かってきますよ」と
言います。
そして「そんな電話、秒で切りますよ」って。
私は逆に質問したりするので相手はよくしゃべって色々教えてくれます。
なぜ最近多いのか?
答えは簡単。儲かるからです。
M&Aは成功すれば莫大な手数料が入ってきます。
数百万から数千万、規模によれば億のお金が入ってきます。
売買価格は0円でも上記手数料は別途かかります。
M&Aの仲介会社は仲介手数料が主収入です。
M&Aは決定するまでに半年から1年ほどかかるため着手金を取る仲介業者もあります。
介護関係は特にM&Aが盛んな業種らしいです。
なぜ盛んなのか
理由は様々あります
後継者が不在(介護の業界に限らないがこれは深刻な問題)
オーナーがもう介護から手を引きたい(異業種から参入した人に多い)
先行きがわからないので今のうちに売っておきたい(売るなら早いほうがいい)
負債ごと買って欲しい(これも売るなら早いほうがいい)
介護は儲かると聞いて始めたのに儲からない(こんな経営陣なら替わったほうがいい)

マイナスイメージが多いように思いますがプラス面もあります。
大きな資本の傘下に入り経営が安定する(買い手側に高い経営ノウハウがある)
売り手の経営者が優秀であれば経営者ごと買うことができる(あくまで経営トップは買主)
会社を成長させ企業価値をアップさせれば高値で売れる(最近の若手IT社長はこの手法)
この記事を書いていたらまた今日も新たなM&AのDMが着ました。
代表の写真付きプロフィールも載っています。
若いイケメンな社長ですね。
若くもイケメンでもありませんが私もやってみようと思います。
介護業界に特化したM&Aを。